一成分系気液二相間に生じた非平衡状態の推移

書誌事項

タイトル別名
  • Transient Process of Non-Equilibrium State Occturring in a Saturated Liquid-Vapor System

抄録

容器内の一成分の気液ニ相間に生じた非平衡状態が安定な平衡状態に推移してゆく過程について解析を行った。このときの両相間のエネルギ流束と質量流束を現象論理輸送方程式で表し、系の容積変化と流体の質量変化を入力にし、これらの変化によって生じる各相の圧力、温度の変化を出力とする伝達関数を求めた。解析によって得られた気液各相の温度、圧力の非平衡から平衡への過渡現象の特性については、物性値の異なる水と二酸化炭素のそれぞれの場合について実際に数値計算することで示した。

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