若年女性の冷え症に対するローヤルゼリー摂取の改善効果

  • 山田 典子
    愛媛大学大学院医学系研究科 NPO法人食品治療学研究所
  • 吉村 裕之
    愛媛大学大学院医学系研究科 NPO法人食品治療学研究所

書誌事項

タイトル別名
  • Effect of Royal Jelly on Chills in Japanese Young Women
  • ジャクネン ジョセイ ノ ヒエ ショウ ニ タイスル ローヤルゼリー セッシュ ノ カイゼン コウカ

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抄録

最近, 冷え症者と非冷え症者を判別分析により識別する指標を確立した。本研究では, それらの指標で識別した冷え症の女子学生24名を対象に, プラセボ群, ローヤルゼリー(RJ)低用量摂取群(1.4 g/day), RJ高用量摂取群(2.8 g/day)を無作為に8名ずつ割り振り, 二重盲検試験法により2週間摂取してもらった。冷え自覚症状の程度は, 冷え症関連質問紙および温感質問紙で評価した。腋窩温度, 末梢皮膚血流動態, 手指皮膚表面温度, 緩和寒冷ストレス負荷後の皮膚表面温度の経時的変化なども, RJ摂取前および摂取後2週間目に測定した。その結果, 手部・足部・腰部において, RJを摂取後, 温かく感じていることが判明した。また, 高用量のRJ摂取群では, 安静時の手指皮膚表面温度が有意に上昇し, 腋窩温度と皮膚表面温度との差も小さくなった。RJ摂取群は, 緩和寒冷ストレス負荷後の皮膚表面温度を速やかに回復した。

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参考文献 (26)*注記

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