勤労者の夕食終了から就寝時間までの間隔と健康状態との関係

  • 中本 真理子
    徳島大学大学院ヘルスバイオサイエンス研究部実践栄養学分野
  • 酒井 徹
    徳島大学大学院ヘルスバイオサイエンス研究部実践栄養学分野
  • 首藤 恵泉
    徳島大学大学院ヘルスバイオサイエンス研究部実践栄養学分野
  • 安藝 菜奈子
    徳島大学病院糖尿病対策センター
  • 小杉 知里
    徳島大学病院糖尿病対策センター
  • 秦 明子
    徳島大学病院糖尿病対策センター
  • 篠田 香織
    徳島大学病院糖尿病対策センター
  • 桑村 由美
    徳島大学大学院ヘルスバイオサイエンス研究部療養回復ケア看護学分野
  • 南川 貴子
    徳島大学大学院ヘルスバイオサイエンス研究部療養回復ケア看護学分野
  • 市原 多香子
    徳島大学大学院ヘルスバイオサイエンス研究部療養回復ケア看護学分野
  • 田村 綾子
    徳島大学大学院ヘルスバイオサイエンス研究部療養回復ケア看護学分野
  • 船木 真理
    徳島大学病院糖尿病対策センター

書誌事項

タイトル別名
  • Period between Dinner and Bedtime Is Related to Hypertension
  • キンロウシャ ノ ユウショク シュウリョウ カラ シュウシン ジカン マデ ノ カンカク ト ケンコウ ジョウタイ ト ノ カンケイ

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説明

近年, 生活習慣病や精神疾患などを抱える勤労者が増加している。一方, 朝食欠食, 過食, 身体活動の不足, 短時間睡眠など, 生活習慣の乱れが疾病の発症に関連することが報告されている。我々は, 徳島県勤労者において, 夕食終了から就寝までの間隔と生活習慣病の有病状況との関係について横断研究を行った。20歳以上の勤労者735名を対象に, 食物摂取頻度調査, 生活に関する質問票調査, 採血, 身体計測を実施した。夕食終了から就寝までの間隔が2時間未満の対象者を対照群とし, ロジスティック回帰分析を用いて解析を行った。高血圧に関して, 対照群に比し3-4時間, 4時間以上の群で, 有意に調整オッズ比が低下した。さらに21時以降の食事摂取者で, 高血圧の調整オッズ比は3-4時間空ける群で有意に低下し, 量反応性の関係が認められた。これらのことより, 夕食終了から就寝までの間隔を空けることが, 高血圧の予防につながる可能性が示唆された。

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参考文献 (55)*注記

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