リンゴ果実のコルク•スポット及びビター•ピットの形態的差異
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- 福田 博之
- 果樹試験場盛岡支場
書誌事項
- タイトル別名
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- Morphological Comparison of Cork Spot and Bitter Pit of Apple Fruit
- リンゴ果実のコルク・スポット及びビター・ピットの形態的差異
- リンゴ カジツ ノ コルク スポット オヨビ ビター ピット ノ ケイタイテキ
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抄録
区分の明確でない2種類の斑点性障害; コルク•スポットとビター•ピットについて, 顕微鏡及び肉眼により形態的差異を調査した.<br>1. コルク•スポットの発生は8月中旬~9月上旬に肉眼で認められたが, ビター•ピットの発生は成熟期及び貯蔵中であった.<br>2. コルク•スポットの斑点部細胞はビター•ピットより崩壊度が少なかった.<br>3. コルク•スポットの斑点部細胞は, 一般に隣接した健全部細胞より小さかった. 一方, ビター•ピットの斑点部細胞は健全部細胞と大きさに差がなかった.<br>4. 8月段階の未熟果では果肉組織に多量のでんぷん粒が認められるが, コルク•スポットの発生部位ではでんぷんが消失していた.<br>5. コルク•スポットの斑点部では直径50μm程度の小細胞の発生が認められた. 同様な小細胞は押し傷の傷害部などにも認められた. 一方, ビター•ピットの斑点部では小細胞は見当たらなかった.<br>6. 両障害の発生には品種間差異があり, ‘レッドゴールド’, ‘青り3号’などの品種系統ではコルク•スポットの発生が多く, ‘王林’, ‘つがる’などは, ビター•ピットが多かった. 一方, ‘スターキング•デリシャス’, ‘ふじ’などでは両障害とも多くみられた.<br>7. コルク•スポットの斑点部は直径5mm以上が多く, ビター•ピットでは5mm以下が多かったが, 例外も多く, 斑点部の大きさだけでは区分できなかった.
収録刊行物
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- 園芸学会雑誌
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園芸学会雑誌 54 (4), 416-423, 1986
一般社団法人 園芸学会
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キーワード
詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390282681278195584
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- NII論文ID
- 130001153102
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- NII書誌ID
- AN00025257
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- ISSN
- 1880358X
- 00137626
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- NDL書誌ID
- 3072103
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- データソース種別
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- JaLC
- IRDB
- NDL
- Crossref
- CiNii Articles
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可