リンゴ幼木の夏季せん定が翌年の新しょう生長に及ぼす影響
書誌事項
- タイトル別名
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- Effect of Summer Pruning on the Next Season′s Shoot Growthh of Young Apple Trees
- リンゴ幼木の夏季せん定が翌年の新しょう生長に及ぼす影響〔英文〕
- リンゴ ヨウボク ノ カキ センテイ ガ ヨクネン ノ シンショウ セイチョ
- Effect of Summer Pruning on the Next Season^|^prime;s Shoot Growthh of Young Apple Trees
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抄録
夏季せん定が冬季せん定と同様に, 翌年の新しょうを強勢にするかどうかを明らかにするため, リンゴ‘ふじ’<br>(台木マルバカイドウ) の幼木を用いて実験を行った. 夏季せん定の実用的場面を考慮して, 側生新しょうを基部1~3cm残してせん去する, 間引きせん定に近いせん定を, 全処理区において行った.<br>実験1は1年生樹を用い, 頂部付近の5本の新しょうを生長させ, 7月上旬~翌年5月下旬の8時期に, 4本の側生新しょうをせん去した. 8月下旬以前のせん定区は, 9月下旬~3月下旬のせん定区よりも, 翌年の新しょう生長が弱かった. 実験2は主幹と2本の側枝より成る2年生樹を用い, 6月下旬~11月下旬の6時期に, 20cm以上の側生新しょうをせん去した. 7月下旬以前のせん定区は, 8月下旬以降のせん定区よりも, 翌年の新しょう生長が弱かった.<br>実験1における細根: 新しょうの比率と, 8月下旬のせん定の効果に関する実験1と実験2の結果の相違等について考察し, 以下の結論を得た: 夏季せん定が比較的早くに行われ, 同年内に切口付近から発生した新しょうによって細根: 新しょうの比率が回復する場合は, 翌年の新しょうは強勢化しない. 夏季せん定の時期が遅くて上記比率が回復しない場合は, 翌年の新しょうは強勢化する.
収録刊行物
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- 園芸学会雑誌
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園芸学会雑誌 58 (3), 491-497, 1989
一般社団法人 園芸学会
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キーワード
詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390282681278665344
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- NII論文ID
- 130001152839
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- NII書誌ID
- AN00025257
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- ISSN
- 1880358X
- 00137626
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- NDL書誌ID
- 3657019
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- データソース種別
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- JaLC
- IRDB
- NDL
- Crossref
- CiNii Articles
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可