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- 梶浦 實
- 農林省園藝試驗場
Description
1) 栗の結果母枝はこれを短截すると放任の場合に雌花を生ぜぬ位置の芽から伸長した新梢にも雌花を出現し得ると云ふ事實は既に認められて居る。 著者はこの事實を用ひ, 鹿の爪, 銀寄の2品種を供試して剪定の時期と雌花出現の關係を調査し, 間接にこの雌花出現の問題を研究した。<br>2) 剪定による雌花出現は明瞭であつて, 11月25日より催芽直後迄はその出現率に大差なく, 同樣の效果が認められる。 又鹿の爪の4月28日處理のものでもその出現率はかなり低下するが尚放任の場合より多かつた。<br>3) 雌花を帶する花穗と雄花穗は位置の上で明瞭な差が見られ, 前者と位置の上で相當するのは所謂中間花穗であり, その主なものは落蕾する花穗で雌花に相當する位置の花は開花に至らず落蕾して居る。<br>4) 隨つてこの剪定による雌花の出現は既に分化して居る花穗上の花の原始體が春の營養の如何に依つて雌雄花の分化を行ふと云ふよりも, 放任の場合には未發育或は落蕾する雌花が剪定により發育出現すると見る方が説明容易の樣に思はれる。 但し未だ判然として居ない雌花の着生する位置の花穗の分化期及この花穗の分化に及ぼす剪定の影響を明かにせねば確言は出來ない。
Journal
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- Journal of the Japanese Society for Horticultural Science
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Journal of the Japanese Society for Horticultural Science 6 (1), 118-126, 1935
THE JAPANESE SOCIETY FOR HORTICULTURAL SCIENCE
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Keywords
Details 詳細情報について
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- CRID
- 1390282681279346432
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- NII Article ID
- 130001152693
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- ISSN
- 1880358X
- 00137626
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- Text Lang
- ja
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- Data Source
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- JaLC
- Crossref
- CiNii Articles
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- Abstract License Flag
- Disallowed