肺がんの転移と鑑別が難しかった肺過誤しゅの１例
書誌事項
- タイトル別名
-
- A case of pulmonary hamartoma presenting as a coin lesion of the lung misdiagnosed as a metastatic lung cancer.
この論文をさがす
説明
70才男性, 胸部X線写真上左上肺にcoin lesionがみられ, 喀痰中に癌細胞を検出した. 右下肺原発肺癌の左上肺転移として治療したが, 脳幹部梗塞にて急死し, 剖検の結果左上葉のcoin lesionは肺の過誤腫であることがわかつた.<br>肺の過誤腫と軟骨腫の考え万, 発生の推測, 診断上のよりどころ, 特異な症候群などについて文献を調査し報告する.<br>現在肺のcoin lesionについてX線学的確定診断は不可能と考えられ, たまたまこのように肺癌を合併した際, 以前のX線写真との比較が非常に重要であり, 患者の資料整理の重要性を強調したい.
収録刊行物
-
- 医療
-
医療 40 (2), 162-168, 1986
一般社団法人 国立医療学会
- Tweet
詳細情報 詳細情報について
-
- CRID
- 1390282681290048384
-
- NII論文ID
- 130004313785
-
- ISSN
- 18848729
- 00211699
-
- 本文言語コード
- ja
-
- データソース種別
-
- JaLC
- CiNii Articles
-
- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可
