A Case of Chronic Myeloid Leukemia Complicating Twin Pregnancy

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  • 双胎妊娠に合併の慢性骨髄性白血病の1例
  • ソウタイ ニンシン ニ ガッペイ ノ マンセイ コツズイセイ ハッケツビョウ

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Abstract

27才主婦, 1回経産, 前回の分娩は1972年で鉗子分娩であつた. 今回は1975年4月某医の紹介にて来院. 翌日4月2日陣痛発来し33週にて双胎児を分娩した. 第1児は浸軟児で, 1650g, 第2児は全足位で下肢に2回の騰帯巻絡があり1775g, Apgar scomは3, 2卵性双胎であつた. 出血量は24時間で1250mlあり, 新鮮血と保存血で1,400mlを輸血した. 本例は来院時に脾腫が謄下にまで及び, 白血球数は223, 0000, 慢性骨髄性白血病の疑い, 及び双胎妊娠の合併と診断した症例であり, 脾腫が急速に増大せしため, 双胎の診断が困難であつたものと思われる. 本例のごとく脾腫が麟下にまで及び分娩した例は極めて希である.分娩後血液検査, 骨髄嫁検査などを繰り返した. 染色体分析でPh'陽性と好中球Ap scoreが低値で, これがCMLの特徴であることから類似疾患との鑑別が出来た. CMLの場合は急性白血病の場合と趣きを異にし, 自然分娩が可能であるが, 分娩時の出血などのRiskを十分考慮する必要がある. また児にはほとんど影響は認められない. 本例はmyleranの投与により軽快し現在母児ともに健康である.

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