全国国立病院における門脈圧亢進症患者の取扱い状況

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タイトル別名
  • A Survey on Management of Portal Hypertension in 63 Japanese National Hospitals
  • ゼンコク コクリツ ビョウイン ニ オケル モンミャクアツ コウシンショウ カ

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抄録

厚生省特定疾患研究の一つとして, 特発性門脈圧亢進症の調査研究が1975年から3年間行われ, 当院はその班員として参加したのを機会に, 全国々立病院における門脈圧亢進症患者取扱いの実態を調査した.<br>1975年から1977年の3年間に全国々立病院で取扱つた門脈圧亢進症患者は肝硬変性のものは年間約150~200例, 非肝硬変性のものが年間約20~40例であつたが, このうち詳細な回答が得られた外科症例(肝硬変例246例, 非肝硬変例81例)について検討した.<br>これら症例について手術適応(緊急, 待機), 手術方法, 治療効果, 合併症, 予後などについて, 調査し, 厚生省研究班の作成した本症の治療指針と対比して, 本症治療の目標である食道静脈瘤および脾腫に対する治療方法の現況と問題点について論じた.

収録刊行物

  • 医療

    医療 33 (2), 166-174, 1979

    一般社団法人 国立医療学会

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