国立療養所香川小児病院における小児医療と教育

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  • コクリツ リョウヨウジョ カガワ ショウニ ビョウイン ニ オケル ショウニ

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抄録

国立療養所香川小児病院は従来の国立療養所のイメージを破つた, 国立としては2番目の小児病院であり, 新しいタイプの小児総合医療施設として発展しつつあるので, そこで行われている小児医療と教育の現状を報告する.<br>香川小児病院には11の病棟に500床の小児の入院定数があり, そこで行われている小児医療は未熟児・新生児医療, 小児外科などの救急医療的なものから, 小児喘息, 慢性腎炎, ネフローゼなどの小児慢性疾患, さらに重症身心障害児の療養まで広範に及んでいる.<br>善通寺養護学校は小児病院に隣接しており, 小児病院に入院している児童・生徒はそこで複数教師による充実した一般教科学習の外, 病状と情緒の安定を目的とした養護・訓練を受けている. 善通寺養護学校は昭和51年5月1日現在, 生徒数186名, 教職員数55名を有する全国屈指の大規模校である.

収録刊行物

  • 医療

    医療 31 (12), 1395-1398, 1977

    一般社団法人 国立医療学会

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