人工飼料を用いたシバオサゾウムシの室内飼育法

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タイトル別名
  • Laboratory Rearing Method for <i>Sphenophorus venatus vestitus</i> with Artificial Diet

抄録

シバオサゾウムシの室内飼育法を検討した。成虫の飼料としては水に湿らせた玄米が適当であった。既交尾雌の産卵植物としては縦に切れ目を入れたイネ科植物、特に冷凍したメヒシバの茎が適していた。幼虫は市販の人工飼料、日本農産工業製のシルクメイト® 2〈S〉での飼育も可能であったが、得られた成虫は野外の個体より小さかった。幼虫飼育の途中から玄米、ペンクロス刈りかす乾燥葉、乾燥酵母、キナコ、砂糖を主成分とした人工飼料を与えることで野外と同等以上の個体を得ることができ、室内での累代飼育が可能となった。

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詳細情報 詳細情報について

  • CRID
    1390282681306449152
  • NII論文ID
    130004242297
  • DOI
    10.11337/ktpps1954.1993.277
  • ISSN
    21853673
    03888258
  • データソース種別
    • JaLC
    • CiNii Articles
  • 抄録ライセンスフラグ
    使用不可

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