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- Matsuno Hiroshi
- Department of Operative Dentistry, School of Dentistry, Niigata University
Bibliographic Information
- Other Title
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- MODならびにBOL歯型の膨縮精度に関する研究
- MOD ナラビニ BOL ハガタ ノ ボウシュク セイド ニカンスルケンキュウ
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Abstract
MOD間接法模型各部の精度を具体的に把握する目的で, 各種条件下のMODおよびBOL原型を使用し, 各種印象採得により得られたそれらの歯型について, 球態接触子測定法を用いて, 各部の寸法精度を1試料につき39カ所にわたって詳細に検討し, 次のような臨床上きわめて有益な知見が得られた。<BR>1) シリコーン・ラバー積層一回印象によるものを除外すれば, 円筒トレー・単独歯型においては, 一般に頬舌径が小さく, 近遠心径が大であった。2) 樋型トレー・両側アンダーカット原型によるMOD歯型の近遠心径は, 単独歯型の場合より大きくなっていた。また各種シリコーン・ラバー印象技法では, ほとんどアンダーカツトの影響はみられなかったが, ポリサルファイド・ラバー単層印象では, アンダーカットの影響により頬舌径の著しい縮小がみられた。3) 片側アンダーカットの場合のMOD歯型では, 一般に近遠心径の縮小が著明であった。ポリサルファイド・ラバー単層印象においては, やはりアンダーカットによる影響が著明で, 頬舌径の縮小がみられ, アンダーカットのない側の頬舌径より小さくなっていた。4) 片側アンダーカットの場合を除けば, シリコーン・ラバー積層一回印象および積層二回印象ともに, 似たような模型の膨縮精度を示すが, 前者は内部ひずみを包含しやすい傾向があり, また後者もBOL窩洞印象の場合に内部ひずみを生じやすく, それが歯型の膨縮変化に著明に影響していた。5) レギユラータイプ・シリコーン・ラバー印象により膨縮変動の少ない最良のMOD歯型およびBOL歯型が得られた。
Journal
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- THE JOURNAL OF THE STOMATOLOGICAL SOCIETY,JAPAN
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THE JOURNAL OF THE STOMATOLOGICAL SOCIETY,JAPAN 44 (4), 419-441, 1977
The Stomatological society, Japan
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Keywords
Details 詳細情報について
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- CRID
- 1390282681318351616
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- NII Article ID
- 130004282066
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- NII Book ID
- AN00302674
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- ISSN
- 18845185
- 03009149
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- NDL BIB ID
- 1917914
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- PubMed
- 273050
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- Text Lang
- ja
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- Data Source
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- JaLC
- NDL
- Crossref
- PubMed
- CiNii Articles
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- Abstract License Flag
- Disallowed