岩手県のスイートコーン栽培におけるアワノメイガ第1 世代に対する防除適期およびBT水和剤の防除効果

  • 横田 啓
    岩手県農業研究センター
  • 鈴木 敏男
    岩手県農業研究センター 現在:岩手県農業研究センター県北農業研究所
  • 吉田 樹史
    岩手県農業研究センター県北農業研究所 現在:仙台市農政企画課

書誌事項

タイトル別名
  • Control Timing and Control Effect of the First Generation of Oriental Corn Borer, <i>Ostrinia furnacalis </i>Using <i>Bacillus thuringiensis </i>on Sweetcorn in Iwate Prefecture.
  • イワテケン ノ スイートコーン サイバイ ニ オケル アワノメイガ ダイ1 セダイ ニ タイスル ボウジョ テッキ オヨビ BT スイワザイ ノ ボウジョ コウカ

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抄録

<p>岩手県のスイートコーン栽培におけるアワノメイガ第1 世代の発生消長や防除開始適期を明らかにするとともに,アワノメイガに対する化学合成農薬の代替技術として,各種BT 水和剤を用いた防除の有効性について検討した.岩手県中部における第1 世代孵化盛期は6 月第6 半旬から7 月第1 半旬であり,県北部における第1 世代孵化盛期は7 月第2 半旬から7 月第3 半旬であった.次に,いずれのBT 水和剤も上位葉に孵化幼虫の食痕が認められた時期より約7 日間隔の3 回散布を実施することでアワノメイガへの防除効果が認められたが,化学合成農薬であるMEP 乳剤の2 回散布と比較して効果は同等からやや低かった.さらに,5 月上旬播種のスイートコーンにおける防除開始適期は上位葉に孵化幼虫の食痕が認められた頃であり,これは第1 世代孵化盛期と一致した.</p>

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