クローバ葉脈黄化ウイルスによるソラマメモザイク病の1次感染源

  • 中村 茂雄
    宮城県農業・園芸総合研究所 現在:宮城県産業技術総合センター
  • 瀬尾 直美
    宮城県農業・園芸総合研究所
  • 竹澤 利和
    岩手県農業研究センター 現在:岩手県県南広域振興局
  • 荒川 梢
    宮城県農業・園芸総合研究所 現在:宮城県北部地方振興事務所
  • 佐藤 英典
    宮城県農業・園芸総合研究所 現在:宮城県農業大学校

書誌事項

タイトル別名
  • The Primary Source of <i>Clover yellow vein virus </i>Infection to Broad Bean
  • クローバ ヨウミャク オウカ ウイルス ニ ヨル ソラマメ モザイクビョウ ノ 1ジ カンセン ゲン

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抄録

<p>クローバ葉脈黄化ウイルス(ClYVV)が発生したソラマメほ場の周辺雑草18 科40 種以上について,RTLAMP 法により検定したところ,ClYVV が検出されたのはシロクローバのみであった.さらに,ソラマメ由来ClYVV と近隣のシロクローバ由来ClYVV について,外被タンパク質遺伝子の一部(369bp)の塩基配列を比較したところ,一致,あるいは類似する場合が認められた.これらの結果から,ClYVV の主要な1 次感染源はシロクローバであると推測された.しかし,近接したほ場においても,塩基配列が異なる多様なClYVV が存在しており,感染源株までの距離を特定し,除草範囲を確定するには至らなかった.</p>

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