北海道における注射接種法を用いたコムギ赤かび病抵抗性指標品種の選定

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タイトル別名
  • Selection of Wheat Check Variety against Fusarium Head Blight by Point Inoculation Method in Hokkaido
  • ホッカイドウ ニ オケル チュウシャ セッシュホウ オ モチイタ コムギ セキカビ ビョウ テイコウセイ シヒョウ ヒンシュ ノ センテイ

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抄録

<p>コムギ品種の赤かび病抵抗性を検定するため,注射接種法を用いて,TYPE II 抵抗性(伸展または拡大抵抗性)を評価し,北海道において播性の異なる2 種類のコムギ(秋まきコムギ,春まきコムギ)それぞれに対応した赤かび病抵抗性指標品種および系統を選定した.秋まきコムギでは「13090」「16036」を“強”,「タクネコムギ」を“やや強”,「チホクコムギ」を“中”,「ホクシン」「きたほなみ」を“やや弱”,「北系1642」を“弱”とした.春まきコムギでは「蘇麦3 号」「西海165 号」「GS02-71」「北系春768」を“強”,「農林61 号」を“中”,「はるきらり」「春よ恋」を“やや弱”,「ハルユタカ」を“弱”とした.また,注射接種法は,必要な資材量が少なくてすむことから,種子量が十分に得られていない抵抗性遺伝資源や,遺伝子マーカー等を利用して赤かび病抵抗性を強化した個体のスクリーニングなどの場面で,より効果的に活用できると考えられる.</p>

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