物理的障壁によるイネミズゾウムシ越冬後成虫の水田内侵入抑制効果

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タイトル別名
  • Depression Effect of Physical Control on Invasion into a Paddy Field of Postwintering Rice Water Weevil, <i>Lissorhoptrus oryzophilus </i>Kuschel(Coleoptera: Curculionidae)
  • ブツリテキ ショウヘキ ニ ヨル イネミズゾウムシ エットウ ゴセイチュウ ノ スイデン ナイ シンニュウ ヨクセイ コウカ

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抄録

<p>物理的障壁によるイネミズゾウムシ越冬後成虫の水田内侵入抑制効果について検討した.物理的障壁として,2007 年には畦畔板の波板を水稲移植直後から移植22 日後まで,2008 年は波板と平板を水稲移植直後から移植26 日後まで水田内の畦畔際に設置した.畦畔板設置区は,無処理区に比べ障壁内側での成虫の寄生密度・被害度が低かったことから,畦畔板の設置によりイネミズゾウムシ越冬後成虫の水田内侵入を抑制し,その食害を軽減できることが明らかとなった.水面から畦畔板上縁部までの高さは,室内試験によりその高さが高いほど効果的であると考えられた.圃場試験の結果から,水面からの高さが15cm 程度確保できれば被害を抑制できることが推察された.</p>

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