岩手県におけるMBI-D 耐性イネいもち病菌の発生拡大要因の解析

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タイトル別名
  • Analysis of Factors for Occurrence and Predominance of Dehydratase Inhibitors in Melanin Biosynthesis(MBI-D)Fungicide Resistant Isolates of <i>Pyricularia oryzae </i>in Iwate Prefecture
  • イワテケン ニ オケル MBI D タイセイ イネイモチ ビョウキン ノ ハッセイ カクダイ ヨウイン ノ カイセキ

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抄録

<p>岩手県のMBI-D 耐性イネいもち病菌(以下,耐性菌)の発生拡大要因を解析するため,2004 年から2007年に県内から分離した耐性菌について,Pot2 rep-PCR 法によるフィンガープリント(以下,FP)解析を実施した.その結果,19 種類のFP パターンが検出され,その中で2005 年から2007 年にかけてIwa3 型の耐性菌が県内に優占して分布していることが明らかになった.また,2005 年と2006 年に県内から採取した種子生産圃場産種子からもIwa3 型の耐性菌が分離された.以上のことから,本県の耐性菌の発生拡大は,耐性菌を保菌した種子を介して伝播した可能性があると推察された.</p>

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