縞萎縮病抵抗性「強」コムギ品種「ゆめちから」と感受性品種「ホクシン」に感染したコムギ縞萎縮ウイルスの配列の比較

  • 大木 健広
    農業・食品産業技術総合研究機構北海道農業研究センター
  • 眞岡 哲夫
    農業・食品産業技術総合研究機構北海道農業研究センター

書誌事項

タイトル別名
  • Comparison of Sequences of <i>Wheat yellow mosaic virus </i>from Resistant Cultivar "Yumechikara" and Susceptible Cultivar ”Hokushin”.
  • シマ イシュクビョウ テイコウセイ 「 キョウ 」 コムギ ヒンシュ 「 ユメチカラ 」 ト カンジュセイ ヒンシュ 「 ホクシン 」 ニ カンセン シタ コムギジマ イシュク ウイルス ノ ハイレツ ノ ヒカク

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抄録

<p>縞萎縮病抵抗性「強」コムギ品種「ゆめちから」において,春先に黄化やかすり症状を示す葉が認められ,ELISA とRT-PCR により,コムギ縞萎縮ウイルス(WYMV)の感染を確認した.そこで,「ゆめちから」に感染したWYMV のゲノムを解析した.RT-PCR-RFLP でWYMV ゲノム配列の遺伝子型を解析したところ,「ゆめちから」のWYMV は全て従来から北海道で発生しているBb 型であった.さらに,「ゆめちから」に感染したWYMV Yume-A 株〜D株のゲノムにコードされるポリタンパク質を,「ゆめちから」栽培歴のない圃場の「ホクシン」から検出したWYMV Kitami 株およびKyowa 株と比較したところ, Kitami 株およびKyowa 株のアミノ配列に対してYume-A 株〜D株で共通して異なるアミノ酸残基は存在しなかった.</p>

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