リンゴ腐らん病における採果痕並びに「つる折れ」果柄感染による果台発病の品種間差異

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タイトル別名
  • Differences of Apple Cultivers in Infection with Valsa Canker through Fruit-scars and Pediceles left behind on Bourse at Harvest
  • リンゴ フランビョウ ニ オケル サイカコン ナラビニ ツルオレ カヘイ カン

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抄録

1992年にリンゴ12品種の果実を収穫した跡の採果痕並びに1~2cmの果柄を残して果実を収穫した跡の「つる折れ」果柄にリンゴ腐らん病菌を接種し, その後の果台発病の品種間差異を検討した。その結果, 採果痕接種区では北の幸, スターキングデリシャスおよびジョナゴールドで果台発病が多かった。この場合の発病最盛期はいずれの品種とも接種翌々年の春であった。一方,「つる折れ」果柄接種区では北の幸, 千秋, 北斗, メロー, スターキソグデリシャス, ジョナゴールド, ふじおよび国光で果台発病が多かった。この場合の発病最盛期は品種によって異なり, 北の幸および千秋では接種翌年の春, これ以外の品種では接種翌々年の春であった。つがる, 金星, 陸奥および王林では両試験区ともほとんど発病しなかった。

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