On the Reproduction of “Siozi” Fraxinus Sieboldiana, Bl. in the Okutitibu National Forest

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抄録

1. 天然生林は海抜高1.500m以下特に優良なるは1,200m以下にして,必ず渓流沿ひの崖錐地,押出地及之等に類似の地に成立す。<br> 2. 純林に於ける胸直徑對枝下高間には高次の正の相關關係を認む。<br> 3. シホヂ林下又はその下流の押出地,崖錐には常に其の稚幼樹群を成立す。<br>4. 人工植栽不成績の原因が適地選定の誤なりや,苗木其他取扱上の缺陷なりやは尚判然せざるも,天然生林成立の地況が果してシホヂの適地なりとせば人工植栽は殆ど不可能なり。<br> 5. 天然更新特に前生稚幼樹の保育に努むるは一方法なるべし。<br> 6. 單に一囘のみの試行にて速斷し得ざるべきも寧ろ人工下種に依り成功するの曙光を認め得たるが如し。<br> 7. 肥料の種類,施肥量等尚今後攻究を要するものあるべきも,施肥は濶葉樹造林の要諦なり。

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  • CRID
    1390282681328441856
  • NII論文ID
    130003576976
  • DOI
    10.11519/jjfs1934.24.237
  • ISSN
    21858195
    0021485X
  • 本文言語コード
    ja
  • データソース種別
    • JaLC
    • CiNii Articles
  • 抄録ライセンスフラグ
    使用不可

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