島根県産スギ造林木の材質及び強度特性に及ぼす枝打ち・間伐の影響（第３報）　　目視等級区分及び強度性能における丸太と心持ち正角の関係

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タイトル別名
  • Effects of Forest Management Using Pruning and Thinning on Wood Quality and Strength Properties of Sugi Planted in Shimane Prefecture III. Relationships between logs and boxed-heart square timbers in both visual grading and strength properties
  • シマネケンサン スギゾウリンボク ノ ザイシツ オヨビ キョウド トクセイ ニ オヨボス エダウチ カンバツ ノ エイキョウ ダイ3ポウ モクシ トウキュウ クブン オヨビ キョウド セイノウ ニ オケル マルタ ト シンモチ セイカク ノ カンケイ
  • Effects of Forest Management Using Pruning and Thinning on Wood Quality and Strength Properties of Sugi Planted in Shimane Prefecture III.
  • Relationships between logs and boxed-heart square timbers in both visual grading and strength properties
  • 目視等級区分及び強度性能における丸太と心持ち正角の関係

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抄録

目視等級区分及び強度性能におけるスギ丸太と心持ち正角の関係について，枝打ちと間伐などの施業が及ぼす影響を検討した。無施業林と施業林から丸太を調達して試験を行った結果，以下のことが分かった。目視等級区分の結果，無施業林では丸太3等からの心持ち正角2級が65％を占めたが，施業林では枝打ちにより節の影響が小さくなり，丸太1等からの心持ち正角1級が32％を占めた。丸太の動的ヤング係数（Efr）と心持ち正角の曲げヤング係数（MOE）及び曲げ強度（MOR）の関係では，無施業林と施業林の回帰直線の切片に有意差が認められた。MOEは材面の節の有無や平均年輪幅よりもEfrとの相関関係が強かった。MORは材面の節の有無との相関関係が強く，枝打ちは重要な施業であることが分かった。

収録刊行物

  • 木材学会誌

    木材学会誌 56 (4), 219-226, 2010

    一般社団法人 日本木材学会

参考文献 (33)*注記

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