林地残材を木質バイオマス燃料として利用する場合のチップ化と運搬コスト

書誌事項

タイトル別名
  • Cost of Comminution and Transportation in the Case of Using Logging Residue as Woody Biofuel.
  • 大腸疾患に対するスクリーニング検査の試み-3-問診による疾患のひろいあげ能について
  • ダイチョウ シッカン ニ タイスル スクリーニング ケンサ ノ ココロミ 3
  • リンチザンザイ オ モクシツ バイオマス ネンリョウ ト シテ リヨウ スル バアイ ノ チップカ ト ウンパン コスト

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説明

伐出作業後林道端に放置された残材をチップ化し, 木質バイオマスとしてエネルギー利用することを想定してチップ化と運搬にかかる経費の実証試験を行った。チップ化は残材が集積された山元土場 (現地) あるいは市街地のチップをエネルギー利用する仮想プラント (工場) のいずれかで行うものとし, それぞれの地点間35kmをチップあるいは残材の形態でトラック運搬した。それぞれの方法で6.6~10.3m3の残材を処理した試験の結果, 生産したチップの層積あたり経費は現地チップシステムが5,756円/m3, 工場チップシステムが3,476円/m3となった。経費の内訳は機械の搬入•搬出費といった固定費の占める割合が大きく, 変動費であるチップ化経費のみでは現地チップシステムが515円/m3, 工場チップシステムが441円/m3とその差は小さかった。処理量を確保した場合を想定して試算すると, 残材の材積にして20m3程度以上であれば熱量換算で重油に匹敵する経済性があることが確かめられた。

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被引用文献 (16)*注記

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参考文献 (15)*注記

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