ハーベスタに関する人間工学的研究

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タイトル別名
  • Ergonomical research on harvesters
  • ハーベスタ ニ カンスル ニンゲン コウガクテキ ケンキュウ

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抄録

北海道地方で稼働している5機種のハーベスタにっいて,操作環境,操作性ならびにオペレータの労働負担に関する人間工学的研究を行った。この結果,操作環境として操作桿の位置が前すぎること,操作桿の機能を統一すべきことが指摘された。また, M2形操作桿の方が操作範囲が小さいこと,さらに,上下方向の座席振動加速度は,べ一スマシンがパワーショベル・タイプの方が小さいこと等が明らかになった。走行操作を除く操作性については,操作桿の操作頻度が26~74回/分の範囲にあり,短幹間伐,全幹間伐,全幹皆伐の順にその頻度が多くなること,また,操作ボタン類の操作のためにM1形操作桿では左I指に, M2形操作桿では右II脂に負担が集中しやすく,その頻度は13~35回/分であった。労働負担については,生理的負担の少ない作業であるが,頸肩腕等の局所疲労を招きやすく,また,神経的負担の大きな作業であることが示唆された。

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