暖地におけるスギ赤枯病菌の生態 (VI)

書誌事項

タイトル別名
  • Studies on life-mode of <i>Cercospora sequoiae</i> ELL. et Ev. in a warm district of Japan (VI)
  • 暖地におけるスギ赤枯病菌の生態-6-冬期における分生胞子の形成および飛散
  • ダンチ ニ オケル スギ アカガレビョウキン ノ セイタイ 6 トウキ ニ オ
  • 冬期における分生胞子の形成および飛散
  • Formation and dispersal of conidia in winter

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説明

1972年から1975年までの3年間,秋~早春降雨のあるごとに高知古郊外において,スギ赤枯病菌分生胞子の飛散状況を調ぺ,あわせてり病葉上の分生胞子柄および分生胞子の有無,分張胞子の形の変化などを調べた。おもな結果を示すと次のとおりである。 1) スギ赤枯病菌は真冬においても分生胞子を形成し,飛散きせた。 2) 秋から早春まで,り病葉上にはかなりの数の分生胞子柄が残り,それらは生きており,水分を与えると先端を伸長させた。 3) 飛散した分生胞子およびり病葉に残された分生胞子の形を調べたところ,多くの場合正常型が最も多かった。しかし,冬の深まりとともに異常型の占める割合が多少増加した。

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