集材用懸垂式モノレールにおけるレールの曲げに関する静力学的研究
書誌事項
- タイトル別名
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- Statical study of the bending produced in a rail in the hanging-monorail system for logging use
- シュウザイヨウ ケンスイシキ モノレール ニ オケル レール ノ マゲ ニ カ
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説明
多支間の架空索でレールがつられているという独特の構造様式のモノレールが,最近,間伐材の集材を目的として開発された。この装置において,機関車・制動車および1~2両の貨車より成る列車を,レール上に懸垂状態で走行させて運搬を行う。それぞれの貨車は2個の台車を連結したもので,これに木材をボギ-式に積載する。レールに加わる列車荷重は, 1m間隔で配置するつり点において架空索に伝えられる。この報告では,列車荷重によって起こるレールの曲げモーメントおよびたわみに関する問題を,構造力学の原理を適用して解明することを試みた。まず理論算定法を誘導した。ここでつり点に起こる反力を決定することが主要な問題である。理論算定法がほぼ信頼のおける結果を与えることを,実験結果と比較して確認した。また数値計算結果を基礎として,レールの曲げの状況・曲げモーメントおよびたわみの最大値・レールの曲げに対する安全性などの検討を行った。大まかな関係であるが,レールの曲げモーメントの最大値は,最大台車荷重および架空索の支問長に比例し,索張力の平方根に逆比例する。
収録刊行物
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- 日本林學會誌
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日本林學會誌 63 (10), 359-366, 1981
日本森林学会
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390282681336407040
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- NII論文ID
- 110002840799
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- NII書誌ID
- AN00198561
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- ISSN
- 21858195
- 0021485X
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- NDL書誌ID
- 2330826
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- 資料種別
- journal article
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- データソース種別
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- JaLC
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- NDLサーチ
- CiNii Articles
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可