腕関節部接地式森林作業機械の安定性と消費エネルギーの解析

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タイトル別名
  • The working stability and the efficiency of a remodelled excavator having an expansion arm with a small ground undercarriage
  • ワンカンセツブ セッチシキ シンリン サギョウ キカイ ノ アンテイセイ ト

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説明

エクスカベータの腕の先端に伸縮式の小腕を付加し,関節の一部を接地式として安定性を確保しつつ小さな車格で作業半径を伸ばす方式について理論的に検討した。ベースマシンをバケット容量0.25m3のエクスカベータとした場合,付加する小腕の長さを1.5mとすれば0.45m3級の従来型のエクスカベータと,3mとすれば0.7m3級の従来型のエクスカベータと同等の作業半径が得られる。0,1.96,3.92kNの重量物を傾斜5~35度の斜面下方から引き上げる作業を想定し,0.45 m3級の従来型機と0.25m3級の小腕付加型機(肘つき型)とで安定性とエネルギー消費を比較する模擬計算を行った。安定性は,傾斜25°までは肘つき型の方が従来型を上回る結果となった。ただし関節の一つをフリーにするというモデルの仮定のもとでは,急斜地では肘つき型の安定性は悪化することがわかった。純仕事量とエネルギー消費の比でエネルギー効率を比較すると,肘つき型は従来型の2~4倍効率が良い結果となった。

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