さく岩機使用に伴なう障害

書誌事項

タイトル別名
  • Studies on the Lesions in Workers working with Rock Drill
  • サクガンキ シヨウ ニ トモナウ ショウガイ 1
  • I. On the Subjective Symptoms
  • I.レイノー症状を主とした自覚症状調査

この論文をさがす

抄録

九州地方某金属鉱山のさく岩夫について,レイノー症状を中心とする自覚症状調査を実施した。<br>1) レイノー症状保有者はさく岩夫の56.2%,前さく岩夫の38.2%であつた。<br>2) 蒼白発作は冬起床直後に起ることが多い。<br>3) 蒼白発作のあらわれる指は第2,3,4指が多く,また左手がいくぶん多いが,利手とは特別の関係がない。<br>4) 蒼白発作と手指のしびれ感,および手指の関節痛の間には関連が認められるが,その他の指・手・腕・肩の症状とは関連が認められない。<br>5) 一般的な自覚症状はさく岩夫が他の坑内夫と比べて顕著に多く,さく岩夫の中ではレイノー症状のある者の方が多い。

収録刊行物

キーワード

詳細情報 詳細情報について

問題の指摘

ページトップへ