ポルフィリンの生体組織含有量に関する研究

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タイトル別名
  • Studies on the Amount of Porphyrin contained in the Tissues
  • ポルフィリン ノ セイタイ ソシキ ガンユウリョウ ニ カンスル ケンキュウ 1
  • 1. Effects of Lead Administration and That of Antidotes against Lead
  • 第1報 鉛投与および鉛の毒性緩和作用ある物質投与の影響

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抄録

20頭のモルモットの皮下に7.5%酢酸鉛水溶液を体重100gにつき0.3mlずつ毎日1回注射し,同時に部位を異にしてシスチン,チオ硫酸ソーダM/6水溶液,BAL,プロトポルフィリンおよびクロロフィルをそれぞれ皮下に注射した。3日間連続投与ののち,数種の組織および尿のポルフィリン体量を測定した。<br>クロロフィル以外の物質を投与した場合には肝臓,腎臓,心臓など検査した組織の金属ポルフィリンは正常値を保つか,もしくはその数倍となる。この所見からBALチオ硫酸ソーダ,シスチン,プロトポルフィリンなどは体内に入つた鉛の毒性緩和の作用があるものと考える。実験動物の剖見所見もこの考えを支持する。

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