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説明
測定したディジタル特性曲線は, 一定のダイナミックレンジ内で直線性を保っているが, L値を大きく(3.3)設定すると飽和する傾向がみられた.また, E値を極端に大きく設定すると低露光部で直線性がくずれた.ディジタル特性曲線から実測したダイナミックレンジは, 設定値よりも狭かったが, スクリーン/フィルムシステムに比べてはるかに広いことが確認された.ここで測定したシステムの入出力応答を示す特性曲線は, ディジタルラジオグラフィの特性の理解と定量的な解析のために必要不可欠なものである.今後, 各施設で測定できるようになることが望ましい.最後に, 実験に御協力いただきました山口大学病院放射線部の上田克彦氏に感謝の意を表します.
収録刊行物
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- 日本放射線技術学会雑誌
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日本放射線技術学会雑誌 46 (9), 1579-1592, 1990
公益社団法人 日本放射線技術学会
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キーワード
詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390282681352941568
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- NII論文ID
- 110003467888
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- ISSN
- 18814883
- 03694305
- http://id.crossref.org/issn/03694305
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
- Crossref
- CiNii Articles
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可