コンピューテッドラジオグラフィにおけるオーバーオール・ウィナースペクトルの測定

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  • MEASUREMENTS OF OVERALL WIENER SPECTRA IN A COMPUTED RADIOGRAPHY

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画像処理の効果やディスプレイ部の影響を含んだCRの最終画像からオーバーオールWSを測定し, S/F系の一例としてHiscreen/RXHのWSと比較検討した.その結果, オーバーオールWSは, 主走査方向と副走査方向で異なり, 高空間周波数領域では副走査方向の値が高かった.また, 副走査方向では10cycles/mm付近に書き込みレーザービームに起因するピークがみられた.CR(ST)は, Hiscreen/RXHに比べて, 同一線量, 同一階調出力時には, 基本的にノイズ特性が優れている.しかし, IP入射線量をHiscreen/RXHの1/4まで下げたときや, 周波数強調の仕方によっては, 低空間周波数域でノイズ特性が劣下する.また, HRとSTの比較では, 高空間周波数域を除くと両者の吸収線量率とプリサンプリングMTFの相違からHRの方がWSの値が高い.また, HRとHiscreen/RXHの比較では, 低空間周波数域において, ほとんど有意な差がなかった.異なったサイズのIP使用にともなうノイズ特性への効果は, 2/3の縮小ではWSに大きな差がみられなかったが, 1/2まで縮小させると明らかにノイズ特性が改善した.

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