胃MALTリンパ腫  胃MALTリンパ腫の診断と治療

書誌事項

タイトル別名
  • Diagnosis and treatment of gastric MALT lymphoma
  • 胃MALTリンパ腫
公開日
2003
資源種別
journal article
DOI
  • 10.11405/nisshoshi1964.100.546
公開者
一般財団法人 日本消化器病学会

この論文をさがす

説明

胃MALTリンパ腫はExtranodal marginal zone B cell lymphoma(Low-grade B cell lymphoma of MALT type)に分類される,かなり分化したBリンパ球の腫瘍である. 本腫瘍は抗原刺激に反応性のT細胞のヘルプによって,あるB細胞クローンが増殖したものであり,胃MALTリンパ腫の場合,抗原刺激の大半はH.pylori感染である. H.pylori感染によるMALTリンパ腫の多くは,その除菌によって治癒する. しかしH.pylori陰性でも除菌療法が奏効する例があるため,胃MALTリンパ腫はH.pylori感染の有無にかかわらず一度は除菌療法を試みるべきである. またhigh grade成分をともなった例はMALTリンパ腫に分類されなくなったが,完全なDiffuse large lymphoma(DLBL)でない限り, H.pylori陽性なら一度は除菌を試みることが推奨される. 一方H.pylori陰性の胃MALTリンパ腫の多くにAPl2-MALT1キメラ遺伝子が証明されるが,本遺伝子陽性例ではH.pylori除菌は無効である. しかし一方本遺伝子はDLBLでは陰性で,またhigh grade成分のある例でもほとんど陰性のため,予後良好のマーカーでもあり得るかも知れない.

収録刊行物

参考文献 (44)*注記

もっと見る

詳細情報 詳細情報について

問題の指摘

ページトップへ