胃癌に対する深達度診断の現状

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  • Endoscopic diagnosis of gastric cancer invasion depth

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胃癌の治療方針決定には正確な深達度診断が要求される.深達度診断の今後の検討課題を明らかにするために,2001年から2003年に当院で外科切除あるいは内視鏡切除された単発胃癌1846例を対象に,通常内視鏡による深達度診断正診率および肉眼型,ULの有無,部位,腫瘍径,組織型別の早期癌誤診例の検討を行った.早期癌,進行癌の正診率は95%,86%,早期癌1258例のM,SMの正診率は85%,46%であった.早期癌誤診例はII a+II c型,UL+,21 mm以上,未分化型でそれぞれ他の因子に比し有意に高率であった.胃癌の深達度診断は,特にSMの正診率が低く,今後さらなる診断精度の向上が望まれる.<br>

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