肝動注用カテーテルの十二指腸下行脚逸脱の1例

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  • A case of indwelling catheter dislocation into the duodenum during hepatic arterial infusion chemotherapy

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抄録

患者は44歳男性.盲腸癌術後6カ月で多発肝転移をきたしたため,肝動注療法と全身化学療法を施行した.肝動注施行後38週目頃より上背部の鈍痛が出現し,肝動注用カテーテル造影にて十二指腸下行脚へのカテーテル逸脱が確認されたが,カテーテル除去術は施行せず保存的治療で軽快した.大腸癌術後多発肝転移に対して肝動注療法は有効な手段であるが,特有の合併症が存在し時に重篤な経過をとるため注意が必要である.<br>

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参考文献 (15)*注記

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