-
- 高木 承
- 東北大学大学院消化器病態学分野 岩手県立磐井病院消化器科
書誌事項
- タイトル別名
-
- Elemental diet as maintenance therapy for Crohn's disease
この論文をさがす
説明
本邦では,クローン病緩解維持療法として成分経腸栄養療法(ED)が頻用されてきたが,その有用性については無作為割付比較試験(RCT)で評価されていなかった.EDによる緩解維持療法の有用性を検討するため,近年東北大学大学院消化器病態学分野を中心にRCTを計画,実施した.EDを施行した群は,施行しない群に比べて有意に再燃が抑制されていた.また両群間でQOL,医療費において有意差を認めなかった.このRCTの結果より,EDによる緩解維持療法は有用であると結論した.今後は,新しい治療法も含めて栄養療法,薬物療法を上手く組み合わせて質の良い緩解維持療法を施行すべく適切なガイドライン作りが急務である. <br>
収録刊行物
-
- 日本消化器病学会雑誌
-
日本消化器病学会雑誌 105 (5), 643-648, 2008
一般財団法人 日本消化器病学会
- Tweet
詳細情報 詳細情報について
-
- CRID
- 1390282681375915008
-
- NII論文ID
- 10021271192
-
- NII書誌ID
- AN00192124
-
- ISSN
- 13497693
- 04466586
-
- 本文言語コード
- ja
-
- データソース種別
-
- JaLC
- CiNii Articles
-
- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可