B型肝炎再活性化による劇症肝炎の現状と対策

  • 桶谷 眞
    鹿児島大学大学院消化器疾患・生活習慣病学
  • 坪内 博仁
    鹿児島大学大学院消化器疾患・生活習慣病学

書誌事項

タイトル別名
  • Current status and prevention of fulminant hepatitis due to hepatitis B reactivation

説明

近年,強力な免疫抑制・化学療法の普及によりB型肝炎ウイルスの再増殖によるHBV再活性化肝炎が増加している.また,従来から知られている非活動性キャリアからの再活性化に加え,既往感染者からの再活性化の報告が増え,de novo B型肝炎とよばれている.de novo B型肝炎は劇症化率が高く,劇症化例の予後は極めて不良である.HBV再活性化対策では免疫抑制・化学療法前にHBVキャリアだけでなく,既往感染者をスクリーニングすることが重要である.前者は治療開始前に,後者は治療中または治療終了後にHBV DNAが陽転化した時点で速やかに核酸アナログ製剤を使用する必要がある.<br>

収録刊行物

詳細情報 詳細情報について

  • CRID
    1390282681376275328
  • NII論文ID
    130000444260
  • DOI
    10.11405/nisshoshi.107.1426
  • ISSN
    13497693
    04466586
  • 本文言語コード
    ja
  • データソース種別
    • JaLC
    • CiNii Articles
  • 抄録ライセンスフラグ
    使用不可

問題の指摘

ページトップへ