胃穿通による消化管出血を認めた膵仮性嚢胞内出血の1例

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  • A case report of upper gastrointestinal bleeding from hemorrhagic pancreatic pseudocyst by penetration to the stomach

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説明

症例は46歳,男性.アルコール性慢性膵炎増悪後に下血を認め入院となる.内視鏡検査では出血源は確認できず,CT検査で膵仮性嚢胞を認めた.入院中に再度腹痛と下血が出現し,出血シンチグラフィーにて仮性嚢胞内出血と胃穿通による消化管出血と診断し,膵体尾部切除,脾合併切除,胃部分切除術を施行した.  膵仮性嚢胞内出血は胃に穿通し消化管出血を生じることがあり,本邦では過去11年で16例の報告があった.<br>

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