急性門脈・上腸間膜静脈血栓症に対しウロキナーゼの経上腸間膜動脈投与を行った1例

書誌事項

タイトル別名
  • A case of acute portal and mesenteric venous thrombosis treated with urokinase via superior mesenteric artery

この論文をさがす

抄録

症例は69歳,男性.発熱と右季肋部痛を主訴に受診し,画像検査にて門脈・上腸間膜静脈に血栓を認めた.症状発症前日に偶然撮影していたCTで門脈血栓を認めず,急性発症したものと考えられた.末梢静脈からのヘパリン投与に加え上腸間膜動脈に留置したカテーテルからウロキナーゼを投与したところ血栓は溶解されなかったもののそれ以上進行せず,側副血行路の発達とともに炎症反応,発熱,腹痛は軽快した.<br>

収録刊行物

被引用文献 (3)*注記

もっと見る

参考文献 (14)*注記

もっと見る

詳細情報 詳細情報について

問題の指摘

ページトップへ