食道原発悪性黒色腫の1例と本邦報告例 (193例) の検討

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  • A case of primary malignant melanoma of the esophagus and analysis of 193 patients in Japan

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症例は74歳女性. 上部消化管内視鏡検査にて下部食道に黒色隆起性病変を認め, 悪性黒色腫の診断のもと, 胸腹部食道亜全摘術を施行した. 術後DAV療法を施行し, 23カ月間無再発生存中である. さらに本邦報告例193例について臨床病理学的に検討した. その中でアンケート調査を行い予後の明らかとなった72例では, 60歳以上, T2以深, リンパ節転移陽性, 遠隔転移有り, で予後が有意に悪かった. 腫瘍径, 生検の有無では予後に差を認めなかった.

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