胆管過誤腫様変化と胆管細胞腺腫が併存した肝内胆管癌の1例

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タイトル別名
  • Cholangiocarcinoma with bile duct adenoma and hamartoma-like lesion in the bile duct

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症例は76歳男性.不明熱にて受診.画像にて肝腫瘍を認めた.腫瘤は3.1×3.0cmで肉眼型は白色の腫瘤形成型,組織学的には線維性被膜を欠き豊富な間質結合織をともない,腺管様配列を呈し浸潤性増殖をきたす中分化型肝内胆管癌であった.腫瘍内の一部に細胆管癌様組織像を認めた.腫瘍の近傍には嚢胞性に拡張する過誤腫様変化と異型のない胆管が小結節状に増殖する胆管細胞腺腫が存在した.過誤腫様変化を呈した領域と胆管細胞腺腫と肝内胆管癌には相互に移行像は認められなかった.また,正常肝のグリソンには胆管過誤腫を認めた.<br>

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参考文献 (12)*注記

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