大腸ESDの現状と限界例への挑戦

  • 豊永 高史
    神戸大学医学部附属病院光学医療診療部 岸和田徳洲会病院内視鏡センター
  • 森田 圭紀
    神戸大学大学院医学研究科内科学講座消化器内科学分野
  • 梅垣 英次
    神戸大学大学院医学研究科内科学講座消化器内科学分野

書誌事項

タイトル別名
  • Current status of colorectal ESD and challenge to the limit

この論文をさがす

説明

<p>大腸ESDは今や広く普及し保険診療としても確固たる地位を確立した.使用機材も改良が重ねられ以前に比し安全かつ効率的な処置が可能になっている.困難例も存在するがその要因の解析と対処法も出揃った感がある.困難例は病変自体の難易度が高い場合とアプローチが困難な場合がある.それぞれの要因に対し個別の対処法を組み合わせることで解決することが多い.肛門管や回盲部などの困難部位も解剖学的な見地から対策を練ることで対処可能になっている.直腸では大きさや周在性に関する限界もない.深部浸潤以外の転移リスクのない症例へさらなる適応拡大も検討されている今日,困難例にESDを適応する際には切除の質を担保する必要がある.</p>

収録刊行物

被引用文献 (1)*注記

もっと見る

詳細情報 詳細情報について

問題の指摘

ページトップへ