カリフラワーモザイクウイルス,CM1841系統はアブラムシによって感染葉から媒介されうる

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タイトル別名
  • Cauliflower Mosaic Virus Isolate, CM1841 Can Be Transmitted by Aphids from Infected Plants.

抄録

カリフラワーモザイクウイルス(CaMV), CM1841系統は,昆虫媒介性に関与するウイル遺伝子(ORF II)にアミノ酸置換がある非昆虫媒介性のCaMV分離株として知られてきた。CM1841感染葉では,ORF II産物(p18)蓄積量が昆虫媒介性のCaMVと比較して少ないが,病徴発現初期には昆虫媒介性のCaMV系統の25∼50%程度のp18が蓄積している(Nakayashiki et al. J. Gen. Virol. 74: 2469-2472, 1993)。そこで病徴発現初期におけるCM1841系統の昆虫媒介性を検討した。通常のアブラムシ頭数(10∼20)による検定では媒介は認められなかったが,多頭数(200∼300)のアブラムシを用いて検討を行ったところ,これまで非昆虫媒介性と考えられていたCM1841系統でアブラムシによる媒介が初めて確認された。

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詳細情報 詳細情報について

  • CRID
    1390282681379006208
  • NII論文ID
    130003750007
  • DOI
    10.3186/jjphytopath.60.496
  • ISSN
    18820484
    00319473
  • 本文言語コード
    en
  • データソース種別
    • JaLC
    • Crossref
    • CiNii Articles
  • 抄録ライセンスフラグ
    使用不可

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