枝枯症菌Diaporthe sp.接種キウイフルーツ枝における抗菌性物質の生成

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タイトル別名
  • Accumulation of antifungal substances in branches of kiwifruit trees inoculated with Diaporthe sp.
  • エダガレショウキン Diaporthe sp セッシュ キウイフルーツ シ ニ オケル コウキンセイ ブッシツ ノ セイセイ

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抄録

キウイフルーツ枝では,Diaporthe sp.接種枝から6種類,有傷処理した枝から1種類,無処理枝から1種類,またキウイフルーツ葉では,灰色かび病罹病葉から5種類,非感染葉から1種類の抗菌性物質がそれぞれバイオオートグラフ法で検出された.Diaporthe sp.接種後の時間経過と枝での抗菌性物質生成量の推移を調査したところ,病斑の拡大がほぼ終了する接種30日後に抗菌性物質生成も最大となった.キウイフルーツ1,3,6年生枝にDiaporthe sp.を接種し,30日後の抗菌性物質の生成量を比較したところ,1年生枝が最も多く,次いで3年生,6年生の順であり,樹齢が経過するほど抗菌性物質の生成は少なくなった.この傾向は,キウイフルーツ枝は樹齢が進むほど両病原菌に対する感受性が高まる傾向と一致した.<br>

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