術後再建腸管に対するERCPの最前線

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  • Current advancement of balloon-enteroscopy-assisted ERCP

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説明

術後再建腸管に対するERCPは,解剖学的な構造により,これまでは困難な手技とされてきた.しかしながらバルーン内視鏡(balloon assisted enteroscopy;BAE)の登場は,困難な状況を一変させた.BAEにより目的部位への到達率は69~100%,挿管成功率は66.7~100%,手技成功率は61.5~100%,偶発症率は0~25.8%と良好な成績が報告されている.BAEを用いた術後再建腸管に対するERCPは依然として難易度の高い手技であり,内視鏡長,鉗子口径によっては使用可能な処置具に制限を受けるが,今後もさらに発展が期待される手技である.

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