肝細胞癌と混合型肝癌(肝細胞癌と粘液癌)の重複癌の1例

書誌事項

タイトル別名
  • A case of double liver cancer:hepatocellular carcinoma and combined hepatocellular and mucinous cholangiocarcinoma

この論文をさがす

抄録

症例は70歳代女性で,C型慢性肝炎に罹患していた.肝細胞癌の診断で肝切除を受けたが,高~中分化型肝細胞癌と混合型肝癌の重複癌であった.さらに混合型肝癌には,サイトケラチン19染色陽性肝細胞癌成分と粘液癌成分が見られた.術後半年の時点では明らかな再発はない.肝細胞癌と混合型肝癌の重複癌の切除,および粘液癌をともなう混合型肝癌症例は極めてまれであり,肝臓癌の発生・分化を考える上で興味深い症例と思われた.<br>

収録刊行物

被引用文献 (1)*注記

もっと見る

参考文献 (19)*注記

もっと見る

詳細情報 詳細情報について

問題の指摘

ページトップへ