棚式真空乾燥法による全脂加糖粉乳の製造について

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  • Studies on the Production of Sweetened Whole Milk Powder by Vacuum Puff-drying
  • タナシキ シンクウ カンソウホウ ニ ヨル ゼン シカトウ フンニュウ ノ セイゾウ ニ ツイテ

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抄録

(1) 棚式真空乾燥器で全脂加糖練乳を乾燥する場合は,puffingの良否が乾燥能率にもっとも大きく影響する。良好なpuff状態を得るには,真空度1~10mmHg,循環水温度85℃がもっともよいが,真空度10~30mmHgでもよい結果が得られた。<BR>(2) 練乳仕込厚は乾燥能率,状態から見て2.9mmが適当であった。この場合の乾燥時間は,循環水温度85℃で真空度10~30mmHgの時約80分を要した。<BR>(3) 真空乾燥による加糖粉乳は吸湿性が大きいので,温度20℃の場合の取り扱い条件としては湿度30%以下,保存条件としては20%を越えないようにすることが必要と考えられる。

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