真空予冷に対応したニラ鮮度保持包装の開発
書誌事項
- タイトル別名
-
- Vacuum Durable Freshness-Keeping Packaging for Chinese Chives
- シンクウ ヨレイ ニ タイオウ シタ ニラ センド ホジ ホウソウ ノ カイハツ
この論文をさがす
抄録
(1)ベジブレスパックはセンターシールに大型の扁平傾斜通気孔を2∼3箇所有する鮮度保持包装であり,真空予冷時の気体膨張による破袋を回避することが可能である.<BR> (2)センターシール部分の通気孔は流通過程では気制限され,ニラの呼吸によって包装内は高炭酸ガス+低酸素環境に誘導される.これにより鮮度保持が可能となった.<BR> (3)この方式においてトップシールの気密性は鮮度保持性に影響し,ピンホールは微細なものであっても包装内は大気組成並みとなり鮮度保持性を示さなかった.<BR> (4)チャンバーを用いたガス透過性試験において,機構的に折り曲げがないトップシール部に通気孔のある包装では通気制限効果が認められず,折り曲げがあるセンターシールでは通気制限効果が認められた.<BR> (5)折り曲げは完全な通気遮断ではなく,通気孔の水分による密着等と相乗的にニラの鮮度保持効果をもたらしているものと考えられた.
収録刊行物
-
- 日本食品科学工学会誌
-
日本食品科学工学会誌 63 (6), 254-261, 2016
公益社団法人 日本食品科学工学会
- Tweet
詳細情報 詳細情報について
-
- CRID
- 1390282681384350848
-
- NII論文ID
- 130005253883
-
- NII書誌ID
- AN10467499
-
- ISSN
- 18816681
- 1341027X
-
- NDL書誌ID
- 027497979
-
- 本文言語コード
- ja
-
- データソース種別
-
- JaLC
- IRDB
- NDL
- Crossref
- CiNii Articles
-
- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可