カマキリ Cottus kazika 養成親魚の卵質評価指標と異常採卵の特徴

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タイトル別名
  • Indicators for identification of egg quality and characteristics of abnormal oocytes collected from cultured broodstocks of fourspine sculpin Cottus kazika
  • カマキリ Cottus kazika ヨウセイ オヤウオ ノ ランシツ ヒョウカ シヒョウ ト イジョウ サイラン ノ トクチョウ

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抄録

カマキリの養成親魚から搾出した卵を,卵および油球の性状,卵径の分布から 4 つに分類し,それぞれの分類の発眼率から卵質評価を行った。油球数は過熟の指標として有用であり,また,搾出した卵に含まれる過熟卵の割合が高くなると,発眼率およびふ化率は低下したことから,過熟卵率によりその後の発眼率およびふ化率を推定できることが示唆された。受精卵が得られない異常な採卵では,未排卵の卵母細胞および濾胞内過熟卵を含む卵巣組織が搾出されていた。この異常な採卵事例は,人工および天然養成親魚のいずれにおいても認められた。<br>

収録刊行物

  • 日本水産学会誌

    日本水産学会誌 73 (4), 718-725, 2007

    公益社団法人 日本水産学会

被引用文献 (3)*注記

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参考文献 (30)*注記

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