低温蓄養がホタテガイ生鮮貝柱の硬化抑制に与える影響

書誌事項

タイトル別名
  • Effects of low-temperature preservation of Japanese scallop adductor muscle on rigor mortis
  • テイオンチクヨウ ガ ホタテガイ セイセン カイバシラ ノ コウカ ヨクセイ ニ アタエル エイキョウ

この論文をさがす

説明

生鮮ホタテガイ貝柱の硬化遅延技術の開発を企図し,蓄養によるホタテガイ個体のエネルギー回復が脱殻後の生鮮貝柱保存中の硬化発生に与える影響を調べるとともに,エネルギー回復に必要な効果的蓄養条件を検討した。その結果,ホタテガイ貝柱の硬化遅延には ATP 量ではなく,蓄養中のアルギニンリン酸量の増加が密接に関係していること,また,漁獲およびその後の干出により失われたアルギニンリン酸を回復させるには,漁獲直後のホタテガイを低水温かつ十分に酸素を供給し,20 時間程度蓄養する必要があることが分かった。<br>

収録刊行物

  • 日本水産学会誌

    日本水産学会誌 76 (5), 946-952, 2010

    公益社団法人 日本水産学会

参考文献 (35)*注記

もっと見る

詳細情報 詳細情報について

問題の指摘

ページトップへ