有明海産スズキにおけるカイアシ類の寄生状況

  • 大塚 攻
    広島大学大学院生物圏科学研究科附属瀬戸内圏フィールド科学教育研究センター竹原ステーション
  • 仲達 宣人
    広島大学大学院生物圏科学研究科附属瀬戸内圏フィールド科学教育研究センター竹原ステーション
  • 田中 克
    京都大学フィールド科学教育研究センター
  • 上田 拓史
    高知大学総合研究センター海洋生物研究教育施設

書誌事項

タイトル別名
  • Prevalence, intensity and reproduction of copepods parasitic on temperate bass Lateolabrax japonicus collected from Ariake Sea
  • アリアケカイサン スズキ ニ オケル カイアシルイ ノ キセイ ジョウキョウ

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抄録

2000 年 6 月~2001 年 3 月の間に採集された有明海産スズキの鼻腔,口腔,鰓腔および鰓から 6 種の寄生性カイアシ類が発見され,Caligus tanago, Naricolax atypicus, Nothobomolochus lateolabracis の 3 種が優占した。大陸遺存種と考えられるものは出現しなかった。これらの寄生率,寄生数は宿主の繁殖期である 1~3 月に高くなる傾向があった。N. atypicus は鼻腔に寄生し,寄生率は夏季にも高く,宿主サイズと正の相関を示し た。<br>

収録刊行物

  • 日本水産学会誌

    日本水産学会誌 73 (4), 693-702, 2007

    公益社団法人 日本水産学会

被引用文献 (2)*注記

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参考文献 (72)*注記

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