ミトコンドリアDNAと形態から見た九州地方におけるニッポンバラタナゴの分布の現状

書誌事項

タイトル別名
  • Present distribution of Japanese rosy bitterling Rhodeus ocellatus kurumeus in Kyushu, inferred from mitochondrial DNA and morphology
  • ミトコンドリア DNA ト ケイタイ カラ ミタ キュウシュウ チホウ ニ オケル ニッポン バラタナゴ ノ ブンプ ノ ゲンジョウ

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説明

九州産ニッポンバラタナゴ(RoK)の保護に向けた知見を収集するため,遺伝子と形態分析により RoK の分布の把握を試みた。RoK の mtDNA は 46 集団中 41 集団で見られたが,13 集団においてはタイリクバラタナゴ(RoO)の mtDNA も確認された。RoK は九州中北部に広く分布していたものの RoO による遺伝子浸透は多所的に生じていた。平均側線有孔鱗数と RoO の mtDNA の頻度の間には正の相関が認められた。RoK の識別において側線有孔鱗数は,腹鰭前縁部の白色帯よりも優れた形質であると言える。<br>

収録刊行物

  • 日本水産学会誌

    日本水産学会誌 74 (6), 1060-1067, 2008

    公益社団法人 日本水産学会

被引用文献 (7)*注記

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参考文献 (42)*注記

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